修善寺温泉と文豪たち
修善寺とは「しゅうぜんじ」ではなくて「しゅぜんじおんせん」と読みます。「しゅうぜん」とは、修理をすることで、糸辺がひとつ多いということですが・・。ところで「修善寺温泉」は川端康成さんの「伊豆温泉記」の小説の舞台ともなっているということで、近くには地名の由来となった修禅寺があります。
また、修禅寺に残る古面と金剛右京の能面にまつわる伝説に取材したといわれる、新歌舞伎の代表的作品の一つとなっている岡本奇堂の「修善寺物語」や芥川龍之介「温泉だより」、尾崎紅葉の「金色夜叉」、島崎藤村「伊豆の旅」、田山花袋「南伊豆」などが小説の舞台になっているということです。
修善寺温泉は弘法大使が開いた桂谷山寺の歴史とともにあるようです。弘法大使が独鈷の湯(とっこのゆ)を湧出させたのが始まりであるといまれますよ。それはある親孝行の息子が父の体をいつものように川で洗っていますと、弘法大使が通りかかって川に中から温泉を湧かせてくれた、というものです。そのときに使ったのが仏具の独鈷(とっこ)だということです。父親はたちまちその湯のおかげで元気を取り戻して病が治ったということですね。伊豆半島では独鈷(とっこ)の湯が一番古いとされているようです。
修善寺温泉はアルカリ性単純温泉なのですが、その特徴はといいますと、お肌の皮脂を分解してやわらかくすることができ、すべすべにすることができることから「美人の湯」といわれてい、る温泉に多い泉質です。子供やお年寄りにもやさしい温泉だということですね。「黒米」なども有名で滋養強壮や胃腸を丈夫にしてくれるということもあり、古くから薬膳としても食べられてきたということです。
穴場スポットでは、修善寺のもみじの季節には最高だということです。それに「竹林の小径」の散策はこころが洗われるということですね。「旭滝」「萬城の滝」「恵の滝」「はかま滝」「浄蓮の滝」などの滝の見物などもおすすめです。宿泊では、
「湯回廊菊屋」「あさば」「新井旅館」「YUTORIAN 修善寺ホテル」などが口コミランキングでも上位になっていますよ。